伝統芸能選考会太鼓の部に16人が優秀賞 読谷中3年上地さんも
伝統芸能選考会太鼓の部 優秀賞16人

2026年度沖縄タイムス伝統芸能選考会「太鼓の部」優秀賞の選考が26日、那覇市久茂地のタイムスホールで行われ、応募者20人全員が受験、審査の結果16人が入賞した。

受賞者たちの喜びと課題

読谷中学3年の上地結希さん(14)は「うれしい」と入賞をかみしめた。前年の新人賞を経て挑んだ今回は、より威勢の良い声出しや美しい姿勢が求められたが、大声を出すのが苦手で、打つ際に腕が下がりバチの方向がぶれる課題もあった。審査まで1カ月を切り「稽古を重ねるしかない」と覚悟。本番は緊張で一瞬頭が真っ白になったが、「習ったことを自信を持って打ちなさい」という師匠の教えを思い出し持ち直した。今後は「苦手なところを克服し、もっと上手になりたい」とはにかんだ。

選考委員の講評

金城盛松選考委員は「今年の優秀賞部門は若い挑戦者が多く、全体的に演奏技術の向上が感じられる素晴らしい選考会でした」と評した。その上で、優秀賞レベルでは高度な打法が多く、特に「追い落とし」や「振り落とし」といった技法の難易度が高いと指摘。光史流の教本では振り落としの動作について、大太鼓を打った右バチを空中でS字を描くように振り上げてから打ち降ろすと定められているが、今回の審査では動作が極端に大きすぎたり、打つ音が小さくなったりと表現にばらつきが見られたという。受験者に対し、基本の型や音の出し方に立ち返り、互いに学び合う勉強会を設けるよう助言した。

優秀賞受賞者一覧

(敬称略、受験番号順)古波蔵聡紀(17)=北谷町▽岩崎寿英(52)=大阪府▽末武祐衣(22)=八重瀬町▽上原妃葵(19)=那覇市▽喜屋武和栞(18)=沖縄市▽前泊結菜(14)=豊見城市▽大城紅莉愛(14)=名護市▽奥本美紅(19)=沖縄市▽泉川郁子(56)=南城市▽﨑山華楓(19)=那覇市▽山田健太(20)=豊見城市▽高良綾乃(41)=南城市▽柳井愛(52)=兵庫県▽義間沙来(15)=中城村▽上地結希(14)=読谷村▽小波津乃亜(18)=読谷村