Anlyさん、沖縄で3本のライブ出演へ ループペダルワンマンは3年ぶり
Anlyさん、沖縄で3本のライブ出演へ ループペダルワンマンは3年ぶり

シンガー・ソングライターのAnlyさんが、9月から11月にかけて那覇市の桜坂セントラルで3本のライブに出演する。3年ぶりとなるループペダルワンマンライブ「Anly LOOP NIGHT – Reunion -」を11月29日に開催するほか、シシノオドシや大比良瑞希さんとの共演も予定している。

故郷・伊江島と音楽への思い

伊江島で生まれ育ったAnlyさんは、家族の影響で幼いころから音楽に触れ、高校卒業後の2015年に上京してメジャーデビュー。2024年からは結婚を機に沖縄を拠点にしている。2025年に発表した「ニヌファブシ」(「北極星」の意味)は、映画『木の上の軍隊』の主題歌で、故郷・伊江島の景色と命の尊さを表現した楽曲として話題になった。

3本のライブ、共演者への期待

今月から11月にかけて出演する3本のライブのうち、2人組男性ユニット「シシノオドシ」主催のライブについては、「メンバーのTACKは小禄高校の同級生。音楽を専攻し、同じ青春時代を過ごした仲間です。イベントなどで顔を合わせるうちに、何か一緒にできるといいよねと話すようになりました。去年『ABAYOOI(あばよーい)』という曲をリリースしましたし、ライブにも呼んでもらえてうれしいです」と語る。

高良レコード店が主催する大比良瑞希さんとのコラボライブについては、「10年前にイベントで会った時にステージを見て音楽性に引かれ、大比良さんのCDを買いたいと思いました。交流のある大好きなアーティストさんと沖縄でライブができるのは、公私混同かと思えるくらい気持ちが上がります(笑)」とコメントしている。

3年ぶりのループペダルワンマンライブ

11月に開催するワンマンライブ「Anly LOOP NIGHT – Reunion -」は、Anlyさんの象徴ともいえるループペダルを駆使したライブだ。ループペダルについて、「リアルタイムで厚みのある音楽が表現できる。1人でもバンドのような演奏ができ、観客とたくさんコミュニケーションできます」と説明する。

実はループペダルをやめようと思っていた時期もあったといい、「ライブで使う責任、重いし疲れるなどデメリットを感じて、実はループペダルをやめようと思っていたんです。でも過去の音源を聞いたり映像を見たりして、使うことの良さを知ることができました。離れて客観的になったことで、またやろうと思えたんです」と振り返る。

東京での10年と現在の活動

2015年から2024年まで東京に住み、メジャーレーベルのアーティストとして活動していた時期を「意味のある10年でした」と振り返る。「苦しい時もありましたが、支えてくれる人がたくさんいました。恵まれた環境で音楽が続けられたと実感しています」と語る。

最初の5年ほどはスタジオと自宅を往復する日々で、「音楽しかない毎日でした。本望でしたが、インプットできる物や出来事がなくて、人に寄り添える曲を作るのが難しい。アウトプットするだけの時間でした」と当時を振り返る。人との交流が増えて外に出る機会が多くなり、気持ちに余裕ができて「曲もふくよかになってきた」と感じたそうだ。

音楽業界の変化については、「私がシンガー・ソングライターを目指していたころは、メジャーデビューが未来につながる扉で大きな影響力がありました。当時のことは全て意味があり、私の中の糧になっています。一方SNSが発達している現在は個人発信できる力が強くなったので、沖縄のロケーションを生かしていろんな作品づくりができると思っています」と話す。

家族との時間と今後の展望

沖縄で本格的な活動を始めて2年が過ぎ、昨年12月には出産を経験した。「出産直後、仕上げていない歌詞を思い出しました(笑)。まだ創作活動にはつながっていませんが、自分の分身というよりも別人格の1人の個人という気持ちで楽しく育児をしています。意思疎通ができるようになったら、親としての自覚が出てくるでしょうね」と語る。

心地良いペースで活動を続け、家族との時間も大切にしているAnlyさん。今後ますますすてきな楽曲を発表し、輝いていく姿に注目したい。

【ライブ情報】
●9/19(土) 18時開演 シシノオドシ presents. “WAKKA” – SHISHINOODOSHI × Anly –
●9/26(土)18時30分開演 TAKARA RECORDS 77th Anniversary Presents 大比良瑞希×Anly
●11/29(日) 16時30分開演 Anly LOOP NIGHT – Reunion –
3公演とも会場は「桜坂セントラル」(那覇市牧志/TEL 098-861-8505)