『軍服を着た神様』台湾の信仰に迫るドキュメンタリー 桜坂劇場で上映中
『軍服を着た神様』台湾の信仰迫る作品 桜坂劇場で上映

八百万の神や自然信仰など、多くの神に守られながら生きているという日本人の考え方と似ているようで、似ていない――。そんな台湾の信仰の秘密に迫るドキュメンタリー『軍服を着た神様』が、桜坂劇場で上映中だ。

目に映るものはすべて受け入れる台湾の信仰

目に映るものしか信じないけれど、目に映ったものはすべて受け入れる、というのが第一印象。おおらかで率直な台湾の人々の信仰心は、かつて彼らの島を植民地として支配した日本軍人さえも神としてまつってしまう。現在、台湾各地には50を超える日本人の神々がおられるという。

日本人の霊を神としてまつった女性の言葉

困っている人を助ける。人の世のことわりは、霊にも通ずる。台湾統治を指揮した日本人の霊に出会い、助けを求める声を引き受け、神としてまつる廟まで作った女性は、「出会ってしまったから仕方ない、これが私の運命」とほほ笑む。

身に起こるすべてを軽やかに受け入れることが、現世を幸せに生きる術なのかもしれない。(桜坂劇場・下地久美子)

桜坂劇場で上映中

『軍服を着た神様』は現在、桜坂劇場で上映中。沖縄の観客も、台湾の信仰の世界に触れることができる。