異例コースの台風13号を振り返り 週末は天気急変に注意
異例コースの台風13号を振り返り 週末は天気急変に注意

2026年8月14日、気象防災アドバイザーの崎濱綾子氏(株式会社ウェザーマップ)は、異例のコースをたどった台風13号の振り返りと、今週末の天気の急変への注意を呼び掛けた。

台風13号の概要と観測記録

台風13号は7月27日にミッドウェー諸島近海で発生し、発達しながら西進。8月6日には南大東島に接近し、7日から8日にかけて沖縄本島北部や久米島に接近した。

最大瞬間風速は名護市で8日に42.0メートルを観測。降り始めからの降水量は東村平良で239.5ミリ、国頭村奥で231.5ミリ、南大東村で224.0ミリに達した。暴風域に入った時間は久米島で約39時間、名護と那覇ではそれぞれ約27時間、約25時間だった。

トロコイダル運動と異例のコース

台風13号は沖縄付近で再発達し、動きが遅くなって反時計回りに円を描くように回転した。これはトロコイダル運動と呼ばれる現象で、台風を流す風が弱いときに発生するという。

今年の夏は太平洋高気圧の勢力が弱く、台風が例年と違うコースを進むケースが顕著。日本のはるか南東の海上には渦を巻く雲も見られ、異例のコースの台風への注意が必要だとしている。

今後の天気と気温の見通し

8月21日頃までは平年よりやや気温が低い見込み。25日からの旧盆期間中は最低気温27℃前後、最高気温32℃前後で蒸し暑くなり、暑さ対策が呼び掛けられた。

沖縄本島の11ダムの貯水率は8月14日午前0時時点で98.2%で、平年より2.6ポイント高い。

週末の天気急変と熱中症警戒

今週末の沖縄地方は晴れていても天気が変わりやすく、急な雷雨の可能性がある。最高気温は16日、沖縄本島地方や大東島地方で30℃前後の見込み。

8月14日は宮古島地方と八重山地方に熱中症警戒アラートが発表されており、涼しい服装やこまめな休憩、水分補給が呼び掛けられている。