エルニーニョ現象が約2年ぶりに発生、台風の寿命長期化も
エルニーニョ現象が約2年ぶりに発生、台風寿命長期化も

気象庁は先月10日、今春からエルニーニョ現象が発生しているとみられると発表した。前回は2023年春から2024年春にかけて発生しており、約2年ぶりとなる。

エルニーニョ現象とは

エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年以上続く現象。沖縄地方では2024年の地域平均気温平年差が+0.1℃となり、1946年以降で最も高くなった。気象庁は、太平洋高気圧の強まりや地球温暖化、春まで続いたエルニーニョ現象の影響で暖かい空気に覆われやすくなったこと、沖縄周辺海域の海面水温が7月以降高く年間を通じて速報値で歴代1位となったことが記録的な気温に寄与したと分析している。

台風への影響

エルニーニョ現象発生時は、台風の発生位置が通年より夏は南側にずれる傾向がある。沖縄付近から遠い海域で台風が発生すると、海水温の高い海上を進むため台風の寿命が長くなり、エネルギーを蓄えて中心気圧が低くなったまま沖縄に近づく可能性がある。今月沖縄に接近した台風9号も、はるか南東のマーシャル諸島で発生した。また、24日にはフィリピンの東で台風12号が発生し、今後は大陸方面へ進み熱帯低気圧に変わる予想。

今後の天気と熱中症警戒

8月9日にかけて各地とも晴れる日が続く見込み。週末の沖縄地方は厳しい暑さとなり、沿岸ではうねりを伴う高波に注意が必要。沖縄本島の合計11ダムの貯水率は7月24日午前0時時点で95.6%(平年比+0.8ポイント)。24日は沖縄本島地方、八重山地方、南大東島地方に熱中症警戒アラートが発表されており、警戒が呼びかけられている。