琉球新報の連載「沖縄戦から安全保障を考える」第4回で、我部政明氏は、現代日本の高度な社会システムが同時に脆弱性にもなり得ると指摘した。軍施設の防護だけでは安全保障は完結せず、社会全体が戦場化することで基盤を失うと警鐘を鳴らしている。
高度な社会システムの脆弱性
現代日本は高度に発達した社会であり、その高度な社会システムは、同時に脆弱性にもなり得る。水道、電力、通信、物流、港湾、空港、道路、鉄道、医療、金融、行政などが相互に依存しているからだ。
社会戦場化のリスク
我部氏は、こうした相互依存の構造が、軍事的な攻撃やサイバー攻撃などによって寸断された場合、社会全体の機能が麻痺する危険性を指摘。安全保障を軍施設の防護だけで捉えるのではなく、社会基盤全体を視野に入れる必要性を強調している。
連載は第5回以降も続く。