那覇市医師会は、患者らによるカスタマーハラスメント(カスハラ)から医療従事者を守るための「カスハラ対策基本方針」を策定し、3日の会見で説明した。医療機関でのカスハラ対策方針の策定は初めて。
背景と方針の内容
医療現場では、患者やその家族からの暴言や不当な要求が問題となっており、医療従事者の離職や診療への支障が懸念されている。同医師会は、こうした状況を受け、医療従事者の安全と安心を確保するため、基本方針をまとめた。
会見には、玉井修会長、喜納美津男副会長、宮城政剛副会長が出席し、方針の概要を説明した。具体的な内容は明らかにされていないが、医療従事者が適切な医療を提供できる環境づくりを目指すとしている。
被害実態と今後の取り組み
同医師会によると、医療従事者の半数近くがカスハラ被害を経験しているという。同医師会は今後、この方針を会員医療機関に周知し、相談体制の整備や研修の実施などに取り組む方針だ。