チャイナ部隊に関する研究の根底にあるのは、同隊が沖縄に到着した際の米軍余剰物資を処分する業務である。どのような余剰物資であったかについては、1946年8月に調印された「米中余剰資産売却協定」に記されている。
協定に記された余剰物資の内容
同協定では、戦争物資が行き場を失い、買い手がいないまま中国に売却されることになった経緯が示されている。沖縄に集められた物資の処分方法が、米中外交の取引に利用された実態が浮かび上がる。
関連する研究と報告
戦後、沖縄に存在した「チャイナ部隊」の活動については、研究者らが報告しており、伊江島にも存在していたことが確認されている。また、戦後沖縄に国民党の一団が滞在し、米の余剰資産を運び出していたとの指摘もある。
沖縄からの物資収集・搬出が米中外交の取引に利用された経緯は、連載「チャイナ部隊と沖縄」で詳しく報じられている。さらに、アメリカでの「チャイナ部隊」調査のため、研究会が訪米し公文書を収集した実績もある。