航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が16日午後11時13分、米軍嘉手納基地に緊急着陸した。油圧系統に不具合が発生し、機体を正常に着陸させることができず、南側の滑走路で緊急用のワイヤーを使って機体から下ろしたフックを引っ掛け停止したとみられる。
現場では消防車が待機し点検
本紙が着陸後の現地周辺で確認したところ、嘉手納基地の滑走路上で消防車が待機する中、F15戦闘機がエンジンを止め、パイロットが機体から降りた。その後、関係者らが操縦席や翼の下の装備品付近をライトで照らすなどして点検した。
着陸から約4時間後の17日午前3時過ぎ、機体はけん引されていった。
那覇基地は原因を調査中
那覇基地は、同機が緊急発進(スクランブル)の任務中だったかや、翼の下にミサイルなどを搭載していたかについて「運用に関わる」として回答しなかった。
那覇基地所属のF15戦闘機は今月10日にも、緊急発進(スクランブル)後の飛行中に油圧系統の不具合が発生し、那覇空港に緊急着陸した。さらに8月18日にも着陸時に那覇空港第2滑走路上で左の主脚が折れて動けなくなり、滑走路が一時閉鎖され、民間航空機の発着に大きな影響が出た。
那覇基地は相次ぐトラブルの原因について「今は答えられない」とし、現時点でコメントはないとした。