那覇空港の周辺空域で、航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機が制限高度を超えて飛行する「高度逸脱」が相次いでいることが、防衛省の内部資料で分かった。同空港の上空は米軍嘉手納基地の優先空域に覆われており、米軍機とニアミスする危険がある。
滑走路上で主脚折れる事故も
滑走路上では18日、F15の主脚が折れる事故も発生。低い空域には空自機や民間機が混在し、安全性に懸念が付きまとうと、本紙(社会部・塩入雄一郎)は報じている。
本紙は空自安全管理隊が発行する内部資料を入手し、この実態を明らかにした。資料によると、同基地のF15戦闘機が指示された高度を超えて飛行するケースが複数確認されている。
優先空域と民間機の混在がリスク
那覇空港の周辺空域は、米軍嘉手納基地の優先空域と重なっている。このため、空自機が制限高度を逸脱した場合、米軍機とのニアミスが発生する可能性が指摘されている。また、低空域には民間機も多数飛行しており、空域の安全性に深刻な懸念が生じている。
防衛省内部資料は、たった1回の「逸脱」が重大事故につながりかねないと警告している。空自は再発防止策の徹底を求められている。