キングスと豪ワイルドキャッツ「なんか似ている」 アイランドゲームズで対戦へ 安永GMが語る縁
キングスと豪ワイルドキャッツ「なんか似ている」 安永GMが語る縁

プロバスケットボールBリーグの琉球ゴールデンキングスは、沖縄市の沖縄サントリーアリーナで9月7日からプレシーズンゲーム「ISLAND GAMES(アイランドゲームズ)2026」に挑む。琉球ゴールデンキングスの安永淳一ゼネラルマネジャー(GM)は、プレシーズンゲームを前に開いたメディア向け説明会で、1年ぶりに対戦するオーストラリアの強豪への思いを語った。

豪州との縁

「パース(ワイルドキャッツ)は、オーストラリアのNBL(ナショナルバスケットボールリーグ)で西側に位置していて、『なんか似ているね』と、話すようになった」と安永GMは語る。

「沖縄を世界へ」を掲げるキングスは、2024年にイタリアの強豪チームと対戦するなど、世界各地のチームと親交を深めてきた。NBLの強豪「パース・ワイルドキャッツ」もその一つだ。

キングスは、2025年9月に、豪州の南西部の都市パースで開かれた国際大会「パース・ワイルドキャッツインターナショナルシリーズ」に参加した。NBLで過去10回の優勝を誇るワイルドキャッツとも対戦し、93―103で敗れた。

アイランドゲームズ2026の見どころ

「アイランドゲームズ2026」では、9月7日から10日を「INTERNATIONAL WEEK(インターナショナルウィーク)」として、キングスはパース・ワイルドキャッツと千葉ジェッツの強豪2チームと戦う。さらに15日には茨城ロボッツと対戦する。「インターナショナルウィーク」は、日本とオーストラリア政府共催による「日豪友好協力基本条約署名50周年事業」に認定されている。

ワイルドキャッツを招いた意図を問われた安永GMは、第一に「強い相手とやることが大事」「プレシーズンゲームは楽しく勝つよりは、苦しんででも負ける思いをする方が、時に大切」と話し、NBLでプレーオフに進出している強いチームとシーズン前に戦える利点を説明した。

共通点と「置いてけぼり」への思い

さらに地理的な共通点、続いてマインドの共通点について語った。

「互いを知りはじめたら、共通点に気付いた。NBLは、シドニーやメルボルンなど、東側にクラブが集中している。パース・ワイルドキャッツはポツンと(大陸の)西側に位置している。僕たち(キングス)も、日本とはいえ(中央から)すごく遠い所にポツンと西側にいる」

「『首都圏と肩を並べて戦いたい。島しょ圏で遠く離れているから置いてけぼりでも、それに甘んじるようなことはしたくない』と、(ワイルドキャッツのGMに)話したところ、全く同じことを考えている。シドニーなどのビッグシティーに対して勝ちたいという気持ちが強い。自分たちがやってきたことや、町(ホームタウン)に対する誇りも持っている」

とはいえ、ワイルドキャッツをリスペクトするだけではなく、全力で勝ちにいく姿勢は当然持ち合わせている。「NBLの上位チームは、NBAと戦う一個前段階にある、自分たちが超えるべき存在」「ことしは、フルメンバーで挑めれば(勝つ)手応えがある」

「新生」キングス、船出へ

アイランドゲームズ2026には、千葉ジェッツ、茨城ロボッツも参戦する。昨季東地区2位の千葉ジェッツは、Bリーグ制覇の経験もある、リーグ屈指の人気チームだ。茨城ロボッツは、キングスに3シーズン在籍したヴィック・ローをはじめとする大型補強を実施し、今季の台風の目になると目されている。

キングスは2026―27シーズン、「新生」ともいえる変化を遂げた。5季連続でチームをチャンピオンシップ決勝に導いた桶谷大ヘッドコーチが退任し、アンソニー・マクヘンリーアソシエイトヘッドコーチ(AHC)が新たに就任した。bjリーグ時代も含め14シーズン在籍した岸本隆一の京都ハンナリーズ移籍をはじめ、2025―26シーズンに在籍した15人の内8人がチームを去り、26―27シーズンには、山内盛久を含む6人が新たに加わった。

新たな選手たちは、チームにどんなエナジーを与えてくれるのか。強者を相手にどのような試合運びをするのか。マクヘンリーAHCが新体制について語った「アップテンポでわくわくするバスケ」とはどのようなものか。問いへの答えの一端は、プレシーズンゲームで表現されるはずだ。

試合は全て午後7時35分開始。チケットなど詳細はキングスホームページ。