「国頭トレイルランニング大会」に関する情報公開請求の際、国頭村が大会受託業者側に個人情報を漏えいしたとして、チョウ類研究者の宮城秋乃さんと名護市の女性が村に計220万円の支払いを求める国家賠償請求訴訟の口頭弁論が9日、那覇地裁(西尾洋介裁判長)で開かれた。村側は書面で個人情報の漏えいを認め、「原告らに恐怖感を与えてしまったことに謝罪したい」とした。
村の説明と判断ミス
村側は、開示請求された公文書が広範囲だったため、担当職員が業者側にも文書の有無などの確認の協力を頼むことにしたと説明。業務を委託している業者には個人情報の漏えい防止の措置は必要ないと誤った判断をし、個人情報が漏れたとした。
村の主張と原告側の求め
漏えいを「正当化できる事情はない」とする一方、漏れた情報は名前や住所、電話番号で「プライバシーの権利侵害の程度は比較的高くない」などと主張。損害額は各1万円にとどまるとした。
原告側は、文書の保有・保管の主体が村だったのか業者だったのかを明らかにするよう求めた。