沖縄県内の空き家から少年が持ち出した多額の債券を買い取り、金融機関をだまして現金1億270万円を受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反や詐欺などの罪に問われた南風原町の塗装業の男(28)に、那覇地裁は3日、拘禁刑5年6月、罰金300万円(求刑拘禁刑7年、罰金400万円)を言い渡した。
判決理由で「身勝手で利欲的な動機」と非難
大嶋真理子裁判官は判決理由で、「身勝手で利欲的な動機に酌むべき事情はない」と非難。「被害額は非常に高額だが、詐取金はほとんど手元に残っていない。刑事責任は相応に重い」と述べた。
被告が起訴内容を認めて反省の態度を示し、今後働いて被害弁償をしていきたいと述べたことや、前科がないことなどを考慮して刑を決めたとした。
少年が空き家から持ち出した債券を買い取り換金
判決などによると、被告は少年が空き家から盗んできた時価計1億370万円相当の債券32枚を、盗品と知りながら計55万円で買い取った。その後、都内の金融機関で債券31枚を4回に分けて換金し、計1億270万円をだまし取った。