13日投開票の沖縄県知事選に立候補している新人で元那覇市副市長の古謝玄太氏(42)=自民、維新、国民、参政、保守、公明県本推薦=と、現職で3選を目指す玉城デニー氏(66)について、それぞれの名前を含むX(旧ツイッター)上の投稿を分析したところ、玉城氏が古謝氏を大きく上回った。ただし、玉城氏に関する投稿は批判的な内容が目立つほか、不正確な情報が拡散されている側面もあるため、投稿数の多さがそのまま支持の厚さを示すものではないとみられる。(社会部・小島弘之)
投稿数、玉城氏は古謝氏の2.76倍
本紙は2日、SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」を使い、8月1~31日のXの投稿を分析した。古謝氏は「古謝玄太」「古謝げんた」など、玉城氏は「玉城デニー」「デニー」を含む投稿を収集。リポスト(転載)を含む投稿数は古謝氏が52万3979件で、玉城氏はその2.76倍の144万5574件だった。
発信地は両氏とも東京が最多
ユーザーのプロフィル欄などを基に「発信地」を分析すると、古謝氏は東京が最多の30%で、沖縄が13%、大阪が8%。玉城氏も東京が最多の26%で、沖縄が13%、大阪が7%と続いた。
古謝氏、応援投稿と批判投稿が混在
古謝氏を巡って最もリポストが多かったのは、8月10日の投稿だった。告示前に県選挙管理委員会が両氏らに関する掲示物について公職選挙法違反と判断し、撤去命令を出したというニュースを引用したもので、リポスト数は9千回を超える。
リポストが多い上位20件の投稿を見ると、古謝氏への応援コメントといった明確に好意的な内容が9件。一方、過去の選挙立候補時に旧統一教会の関連団体から推薦を受けていたことへの指摘など、明確にネガティブな内容が5件あった。
玉城氏、「不正確」な投稿の拡散も
玉城氏に関する投稿で最もリポストされたのは、玉城氏の名前が入ったのぼり旗を掲げる人物の動画(8月14日投稿)だった。公選法違反の可能性を指摘する内容で、リポスト数は1万5千回を超える。
リポストが多い上位20件の投稿を見ても、19件がネガティブな内容だった。具体的には、告示前の玉城氏の発言を問題視する投稿や、県内の道路標識などの老朽化について、全責任が玉城氏にあると主張する投稿などだ。なお、道路標識に関する投稿については、本紙によるファクトチェックで「不正確」との結果が出ている。