第1回手話言語フォーラムin沖縄が19日、浦添市内で開かれ、県内外から300人以上が参加した。生まれつき聞こえない「ろう」の川上恵さん(50)=宜野湾市出身=が県内で初講演し、手話が人をつなぐ言語であり、学びに果たす役割を説いた。
県内初の講演
フォーラムは県聴覚障害者協会が主催。川上さんは「ろう通訳者」として活動しており、手話通訳者とは異なる立場から、ろう者自身の言語である手話の重要性を語った。
川上さんは講演で、手話が単なるコミュニケーション手段ではなく、ろう者のアイデンティティーや文化を支える言語であると強調。特に、学びの場における手話の役割について、ろう児・ろう者が母語として手話を使うことの大切さを訴えた。
手話の多様性も紹介
また、沖縄手話と日本手話の違いにも言及。沖縄手話で「米」を意味する表現は日本手話とは異なるが、タイの手話と同じだという具体例を挙げ、手話が地域や文化によって多様であることを示した。
参加者は、川上さんの話に耳を傾け、ろう者と聞こえる人が共に生きる社会の実現に向けて理解を深めた。