映画『愛し合ってるかい? 忌野清志郎が教えてくれた』が桜坂劇場で上映中だ。細くて白くて小さな体に、マグマのようにたぎり荒ぶる魂を宿したその人は、大嫌いで大好きな世界を愛の歌で包み込んでいく。
怒りと優しさを併せ持つ天才
怒っているし不満もたっぷりなはずなのに、ずっと絶対に優しくて、自分には一生厳しい人。唯一無二の天才、忌野清志郎がこの世界に生まれてくれて音楽と出合ってくれたこと、彼の見る世界を共有できる仲間がいたこと、彼の才能を見つけて愛した当時の日本人、みんなに感謝したいと桜坂劇場の下地久美子さんは語る。
世界のキヨシローが見せた孤独
分かる人には分かる、音楽が好きな人なら絶対知ってる。忌野清志郎はそんなラインを軽やかに飛び越えた、みんなの、世界のキヨシロー。バンドマンたちと戯れ、観客の熱狂を浴び、幸せそうな彼の目の奥の底知れぬ孤独を見るにつけ、自分の中のちっぽけな孤独を肯定できるような気持ちになったという。
映画は現在、桜坂劇場で上映中。