戦後81年の「終戦記念日」を迎えた15日、沖縄戦で第32軍参謀長を務めた長勇(ちょう・いさむ)が、台湾でファシズム工作に関与していたことを伝える台湾の週刊紙「南瀛新報」の1934年の報道が注目される。
現職軍人によるファシズム工作の報道
「南瀛新報」は、現職軍人が鎌田正威宅で開催された台湾社会問題研究会の会合で「台湾を去るに臨んで台湾のファッショを生かすべく」工作していたと報じた。この現職軍人は長勇とみられる。
防諜法制と住民スパイ視の関連
戦前の日本は、防諜に関する法律や体制を整備し、政府や軍を批判する者を外国のスパイとして取り締まっていた。長勇の台湾での活動は、こうした防諜体制と住民をスパイ視する姿勢に通底するものとされる。