『文学は勇気と希望の灯』(玉代勢章著、沖縄タイムス社、1980円)が刊行された。沖縄文芸を幅広く批評した内容で、創作に携わる者の発表作品がどれだけの人々に伝わるのかという不安に寄り添う一冊となっている。
創作に携わる者の不安と願い
著者の玉代勢章氏は1947年那覇市生まれ。井上光晴に師事し、小説「母、狂う」で第29回新沖縄文学賞を受賞。名桜文学賞小説部門審査員も務める。
創作に関わる者にとって、発表した作品がどれだけの人々に伝わるのか、極めて心もとない。運が良ければ多くの人々の手元に届いていろんな反応があるが、運が悪いと何の反応もなく素通りされてしまう。作家にとってはつらい。誰でもいいから読んでくれて、良しあしを批評してくれたらとてもうれしい。
沖縄文芸への幅広い批評
本書では沖縄の文芸作品を幅広く取り上げ、批評を加えている。著者の長年にわたる文学への関わりと審査員としての経験が生かされた内容だ。
刊行は2026年9月26日公開。沖縄タイムス社から発行されている。