もし流行語大賞の沖縄版があったなら、1994年は「宝珠山発言」が上位に入っただろう。防衛施設庁の宝珠山昇長官は、沖縄について「基地を提供する優れた位置にある。これをプラスに転じて、基地と共生、共存する方向に変化してほしい」と求めた。
県議会が与野党一致で抗議
防衛官僚によるこの身勝手な注文は猛反発を呼び、県議会は与野党一致で抗議した。この発言は、沖縄の基地負担を巡る長年の議論を象徴する出来事として、今も記憶に残っている。
今も続く基地問題の原点
この発言から30年近くが経過した今も、沖縄の基地問題は解決を見ていない。基地と地域社会の共生・共存という課題は、当時と変わらず重要なテーマであり続けている。