健康診断の異常値と食生活 適量を意識した食事で長く健康に〈ドクターのゆんたくひんたく〉340
健康診断の異常値と食生活 適量を意識した食事で長く健康に

健康診断の結果判定で、中性脂肪や肝機能の値が驚くほど異常値を示す人が少なくありません。無症状で未治療のままの人も多く、本人に早く結果を知らせなければと感じるほどです。そのような人の食生活を想像すると、一人暮らしで食事が不規則、外食が多く酒量も多いのではと推測されます。

自身の経験から見直す食生活

執筆者自身も単身赴任をしており、夜の酒を欠かしたことがないと認めつつ、降圧薬や脂質異常症治療薬を内服しながら正常値を維持しているといいます。学生時代の自炊経験から料理に慣れており、朝夕に生野菜を豊富に摂取。ベーコン、レタス、トマトのBLTサンドは、ベーコンをハムに代えたHLTが定番の朝食だそうです。

沖縄の食文化と健康課題

人類の歴史は飢餓との戦いから肥満との戦いに移行したとされ、沖縄でも近年の健康事情悪化が指摘されています。沖縄の食文化では「あちびー」や「じゅーしー」が健康的な食事として紹介されていますが、県外の人にはなじみが薄い言葉です。「じゅーしー」は「雑炊」が語源とされますが、県外では肉汁たっぷりのイメージを連想しがちです。実際に自家製ソーセージを作った際、健康を意識して豚脂や食塩を減らしたところ、ぱさぱさしておいしくなかったという経験も語られています。

おいしいものは適量が鍵

ジューシーなものはおいしい反面、おいしいものには毒があるのではと問いかけます。ホテルのモーニングビュッフェではクロワッサンやオムレツに目が行きがちですが、バターたっぷりであることを忘れてはいけません。ビタミン、カルシウム、鉄などの摂取不足も課題ですが、カロリーの取りすぎにも注意が必要です。素材や中身を意識したうえで、適量をおいしく食べて長く健康を保ちたいものです。