沖縄セルラーが求める人材とは?インターン生が採用担当者に直撃インタビュー
沖縄セルラーが求める人材とは?インターン生が直撃

沖縄タイムスでインターンをする大学生が、各企業の採用担当者にインタビューする企画。都留文科大学の青颯馬さんと沖縄国際大学の神谷莉央さんが、沖縄セルラー電話人材開発グループ主任の金城樹人さん(31)に、学生ならではの視点で質問を投げかけた。

「地元に全力」の精神と通信事業の強み

沖縄セルラー電話の魅力について、金城さんは「沖縄に本社を置く企業として『地元に全力』の精神のもと、沖縄愛にあふれる総合通信会社」と説明。通信事業の県内展開では、5Gの人口カバー率が97%を超え、スマートフォンなどのモバイルシェア率は約5割という強みを持つ。通信事業を軸に、決済事業の「au PAY」や電力小売事業の「auでんき」といった生活密着サービスも展開している。

就活生に知ってもらいたい特徴としては、医療、交通、農業、教育などの各分野とデジタルを掛け合わせ、社会課題の解決に取り組んでいる点を挙げた。健康管理アプリ「JOTOホームドクター」、デジタル管理したスマート農業、プログラミングやeスポーツを活用した教育事業などを展開し、県内企業の純利益ランキングでは7年連続トップと業績も安定している。

課題解決へのアプローチと就活生へのアドバイス

沖縄の産業への貢献について、金城さんは「デジタルと掛け合わせた課題解決です。まずは課題を見つけ、その課題がなぜ起きているのかという原因をしっかりとヒアリングすることが大事」と強調。「それぞれの課題に合わせたサービスを企業や自治体に提供することで、沖縄全体への貢献まで考えてアプローチしていくことが当社の使命」と語った。

就活に悩む学生へのアドバイスとして、「周囲が正解と思うような企業を選ぶより、自分がワクワクするものを探すことが大事」と指摘。その上で、志望企業の成り立ちと存在意義、ビジネスモデル、将来ビジョンの3つの視点で企業研究することを勧めた。

AI時代に求める人材と働き方改革

AIなどのデジタル技術が発達する時代に求めることとして、金城さんは「自分自身の課題を見つけてやり抜く力と、人間的な心の温かさ」を挙げ、「それは、やっぱりAIにはできないものだと思います」と話す。「地元に全力」「沖縄愛」はホームページの採用情報に記載するほどこだわっており、求め続けていきたいという。

早い段階で活躍している若手社員に共通することは「主体性とやり抜く力を持ち合わせている」こと。指示待ちせずに自ら課題を見つけて動く社員や、最後まであきらめずに取り組む社員で、入社前の採用試験でもこの2つの特徴のある就活生が通過する傾向があるという。また、沖縄への愛が強い社員ほど、地元のためにという思いが原動力になり、活躍している印象があると語った。

業務効率化の取り組みとしては、1日の働き方を見つめ直す「DayX(デイ・トランスフォーメーション)」を掲げ、AIなどのデジタル技術を使い日常業務を可視化してムラやムダを洗い出し、効率化を推進。創出した時間を新しい企画や業務改善を検討する「創造業務」へ再配分している。商談スキル向上を目的にAIによるロールプレーイングツールも導入し、アバターを相手に基礎的な商談トレーニングができるようにした。

社員食堂のおすすめは、毎月29日の「肉の日」にステーキが800円で食べられることと、140円で生野菜が盛り放題のサラダバーだという。

編集後記:インターン生の気づきと学び

青颯馬さん(21)は「企業の将来性を熱く語っていただき、沖縄愛とあわせ、地域に寄り添う姿勢に魅力を感じました」と振り返り、「記者として、読者の視点に立ち、読み手に届けるために創意工夫することの難しさに加え、新たに絶えず湧く興味関心の面白さを同時に感じる機会になりました」と話した。

神谷莉央さん(21)は「『課題をみつけ、その課題が起きている原因をヒアリングし、どう行動を起こすことが自治体または企業、ひいてはその先の沖縄の課題解決につながるかを考えアプローチする』との言葉が印象的でした」とコメント。「地域貢献のあり方は、県内企業を目指すすべての就活生が持っておいて損はない考え方だと思います。今回の経験を生かし、これからの就職活動を頑張りたいと思います」と締めくくった。

出典:www.okinawatimes.co.jp