【浦添】浦添市多目的運動施設(新市民体育館)新築工事を巡り、市が入札公告時に業者側へ提供した必要資材などの参考数量が、実際より少ない古い図面に基づいて積算されていたことが、複数の関係者への取材で分かった。工事費増の要因が実施設計業者の積算ミスではなく、市側にあった可能性が出てきた。
古い図面に基づく積算
市は入札公告の際、業者が工事費を算出するための参考資料として、必要資材の数量を提示していた。しかし、この数量が実際の設計図面より少ない古い図面を基に計算されていたという。このため、業者が実際に必要な資材を積算し直すと、当初の想定より工事費が膨らむ結果となった。
市側に責任があるとの主張
実施設計の受託業者は2024年12月に市へ文書を送り、工事費増額の要因が市側にあると主張している。市の積算担当者が、最新の設計変更を反映していなかった可能性が指摘されている。
今後の影響
この問題で、市は工事費増額の説明を迫られることになる。関係者は「市の提供した数量が正確であれば、業者の見積もりも変わっていたはずだ」と話しており、今後の協議に影響を与えそうだ。