27日に告示された沖縄県知事選で、新人で琉球独立党の屋良朝助氏(74)は同日午前10時半ごろ、那覇市の首里城・守礼門前で第一声を上げた。
危機感あらわに第一声
屋良氏は第一声で「今、再び沖縄は危機迫る状態になっている」と述べ、基地が撤去どころか拡大していると指摘。民主主義は結果的に多数決であり、本土の人が100、県民が1なので多数決ではかなわないとし、「日本全体の利益から考えて、沖縄に基地を押し付けている」と批判した。
琉球自治共和国の構想
その上で「それをひっくり返す、止めるには沖縄の人々が自ら権力を持つ政府をつくる。その政府の下に意思を決定する。まずは琉球自治共和国をつくらなきゃいけない」と訴えた。
実現に向けては、当選したら「東アジアおよび琉球の自治を求める条約」をまず実行すると明言。米国、中国、日本、琉球の4者で話し合って、奄美大島から与那国までを非武装地帯にするとの構想を示した。
戦争回避への思い
屋良氏は先の戦争で10万人以上の民間人が死亡したことに触れ、「沖縄には海洋資源があるが、それを譲ってでも戦争をしたくない。米国や中国に資源を譲ってでも非武装地帯の条約を作ってもらう。これが私の最大の望みだ」と述べた。