古謝景春前南城市長からセクハラ被害を受けた女性に対し、SNS上で中傷を繰り返した被告に有罪判決が出たことを受け、被害者の夫は13日、「執行猶予はついたが、求刑通りの拘禁刑2年の判決だった。裁判官も重く見たのだろう」と述べた。その上で、判決に至るまでの過程を「ハードルが高い」と振り返り、SNS上の誹謗中傷に対する制度の見直しを求めた。
判決内容と夫の受け止め
那覇地裁は12日、名誉毀損と強要未遂の罪に問われた被告に対し、求刑通り懲役2年、執行猶予付きの判決を言い渡した。被告はSNSへの投稿で、被害者の名誉を傷つけ、強要未遂にも及んだとされる。
夫は判決について「執行猶予はついたが、求刑通りの拘禁刑2年だった」と述べ、裁判官が事件の重大性を認識していたとの見方を示した。一方で、被害者が訴えを起こしてから判決に至るまでの長い道のりを「ハードルが高い」と表現し、司法手続きの負担を指摘した。
制度見直しの訴え
夫は、SNS上の誹謗中傷が後を絶たない現状を踏まえ、被害者が救済されるための制度の改善を訴えた。具体的な提案には言及しなかったが、手続きの簡素化や被害者支援の充実が必要との考えを示した。
この問題を巡っては、南城市が独自の検証や被害救済の措置を示していないことも、市民団体への回答で明らかになっている。夫の訴えは、今後の制度設計や行政の対応に一石を投じるものとなりそうだ。