違法風俗店で米兵ら対象に営業か 中国籍含む9人逮捕 沖縄県警
違法風俗店で米兵ら対象に営業か 9人逮捕 沖縄県警

沖縄県警特別捜査本部は1日、米軍嘉手納基地に近い「ゲート通り」(沖縄市中央)の店舗「New York Terminal2」(ニューヨークターミナル2)で違法な風俗営業をしたなどとして、売春防止法違反(業としての場所の提供)と風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、会社代表の中国籍の容疑者(34)=神戸市=ら中国籍6人を含む30~40代の男女計9人を10月31日までに逮捕したと発表した。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

逮捕容疑と捜査の経緯

逮捕容疑は、2025年4月中旬ごろに沖縄市中央の店舗で売春を行う場所を提供し、2026年4月ごろから同年6月ごろまでの間に県条例で定めた店舗型性風俗特殊営業の禁止地域で、不特定の客に性的サービスを提供した疑い。

特別捜査本部によると、米軍関係者や外国人を対象に営業していたとみられ、米軍捜査機関とも情報共有しながら捜査を進めた。これまでに、34歳の容疑者の事務所や従業員の自宅など、県内外20カ所の関係先を捜索した。性接待で得た犯罪収益とみられる日本円の現金1億円超のほか、米ドル紙幣などが見つかった。10月30日深夜から同31日未明にかけて、同店と系列店の計3店舗で捜索している様子が確認されており、伝票などを押収したとしている。

組織の実態解明へ

34歳の容疑者が実質的な経営者とみられ、組織形態や資金の流れなど実態解明を進める。捜査関係者によると、他の容疑者らは店舗の経営に携わっていたとみられる。匿名流動型犯罪グループ(トクリュウ)の可能性も視野に捜査を進めている。

2025年4月ごろ、県警に「違法風俗店を営んでいる」などとする情報提供が寄せられ、「ニューヨーク」など関係先への内偵捜査に着手。実質的な経営者が東京都を拠点にしていることから、2026年9月に警視庁と合同捜査体制を締結した。また同時期に、刑事部長以下約70人体制の特別捜査本部を設置した。

同店は、県公安委員会に無店舗型性風俗特殊営業(デリバリーヘルス)と届け出ていた。

出典:ryukyushimpo.jp