気象庁によると、台風20号は23日午前3時現在、与那国島の北約100キロにあり、時速15キロで南南西に進んでいる。沖縄県の石垣市に発表されていたレベル4の大雨危険警報と土砂災害危険警報は、午前7時6分までに注意報へ切り替わった。同時刻現在、竹富町にはレベル4の土砂災害危険警報とレベル3の大雨警報が発表されている。
宮古島で記録的な大雨、観測史上最大を更新
台風20号の中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心から半径390キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。先島諸島では23日も大雨や強風、高波が続く見込みで、沖縄気象台は雨の影響で地盤が緩んでいる所があるとして、土砂災害や低い土地の浸水、激しい突風への警戒を呼びかけている。
宮古島市城辺新城では22日午前11時20分までの12時間降水量が276ミリを記録し、8月としての観測史上最大を更新した。19日午前0時から22日午後4時までの降水量は311ミリに達した。
各地で冠水や車両水没、避難指示も
22日正午、宮古島付近の熱帯低気圧が台風20号に変わった。熱帯低気圧や台風の影響で、22日は宮古島・八重山地方で大雨が続いた。気象庁は一時、宮古島市も含め竹富町にレベル4の土砂災害危険警報とレベル3の大雨警報を、石垣市に同大雨警報を発表したが、23日午前6時30分現在、宮古島市の警報は解除されている。
宮古島市内では冠水や車の水没などの被害が出た。県によると、宮古島市内2カ所で車両の水没があり、伊良部の佐良浜地区と城辺長間で避難指示が発表された。市消防によると、22日午後6時時点で人的被害の報告はない。
八重山地方でも避難指示、線状降水帯の恐れ
八重山地方では、竹富町の船浮地区と白浜地区に避難指示が出た。22日午後8時時点で、竹富町のレベル4土砂災害危険警報とレベル3大雨警報、石垣市の同大雨警報が継続している。石垣島地方気象台は、八重山地方で23日の明け方から夕方にかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が高まるとして注意を呼びかけている。台風20号は今後、24日午前3時には台湾海峡に達する見込みだ。