石垣市立富野小中学校で、日本を代表する俳優だった高倉健さん(享年83)の命日に、100枚の黄色いハンカチが青空の下ではためいた。高倉さんが同校に送った手紙から始まった交流は14年にわたり、今もなお続いている。
2000年の手紙から始まった縁
高倉さんは1999年に石垣島を訪れた際、同校の運動会を偶然目にしたことがきっかけで、2000年6月に手紙を送った。その手紙には「吹き抜けていく心地よい東の風と手入れの行き届いた草花と磨き上げられた塵ひとつ落ちていない講堂と、しみじみと富野小中学校で学ぶ生徒たちは幸せだなぁ」という一文が記されていた。
命日に掲げられる黄色いハンカチ
交流は高倉さんの死去後も続き、命日には毎年100枚の黄色いハンカチが校舎に掲げられている。2024年11月には、その様子が青空の下で確認された。黄色いハンカチは、高倉さん主演の映画『幸福の黄色いハンカチ』にちなんだもので、同校と高倉さんとの絆を象徴している。
同校の生徒たちは、今も高倉さんからの手紙と交流の記憶を大切にしながら学び続けている。この取り組みは、地域の文化としても受け継がれている。