NPO法人琉米歴史研究会がこのほど、1960年代に米軍嘉手納基地に駐留していた元米空軍兵のカール・マスセイさん=米国ミズーリ州=から、沖縄で購入した絵画の「返還」を受けた。戦後の恩納村仲泊の原風景を描いた作品で、12月末まで北中城村のあやかりの杜で展示されている。
1963年に国際通りで購入
マスセイさんは1963年に那覇市の国際通りでこの絵画を購入した。長年手元で大切に保管してきたが、沖縄の風景を描いた作品を沖縄に戻したいとの思いから、琉米歴史研究会に返還を申し出たという。返還は2014年8月に撮影されたマスセイさんの写真とともに、同研究会に受け渡された。
半世紀超えて里帰り
絵画には戦後の恩納村仲泊の原風景が描かれており、購入から半世紀以上を経て「故郷」へ里帰りした形となる。同研究会は、元米兵と沖縄との交流の証しとして、作品を広く公開することにした。
12月末まであやかりの杜で展示
展示は北中城村のあやかりの杜で行われており、12月末まで公開される予定。戦後沖縄の風景を伝える貴重な作品として、来場者の関心を集めている。