気象予報士の崎濱綾子さん(株式会社ウェザーマップ)が10月中旬に「ジャングリア沖縄」(今帰仁村)を訪れ、2026年に進んだという暑さ対策や「新北風(ミーニシ)」の体感について報告した。一方、マリアナ諸島の熱帯低気圧は7日(土)にかけて台風に変わる予想で、32年ぶりとなる台風32号の発生が注目されている。
本物の装甲車に乗る「ダイナソーサファリ」
崎濱さんは1Dayチケットとプレミアムパス(オプション)を事前に購入し、装甲車でジャングルを駆け巡る「ダイナソーサファリ」を予約した。名護市に前日宿泊したため、今帰仁村のジャングリア沖縄までは車で30分もかからなかったという。
「ダイナソーサファリ」は恐竜の研究施設という設定で、動くT-REX(ティラノサウルス)との遭遇が見どころ。実際に本物の装甲車に乗り、隊員が運転する後部座席に座ってジャングル内を進む体験だった。座席周りが濡れていたため、持参したレインポンチョが効果を発揮したという。
途中、パークの外からも見られるブラキオサウルスの足元を車で通る場面ではその大きさに圧巻され、T-REXが現れて隊長が飲み込まれる場面では「隊長―!」と皆で思わず叫んだものの、安全確保のためにその場を去った。約20分の体験はあっという間で、「もう一回乗りたいね!」と話すほど楽しめたという。
沖縄の気候に適した暑さ対策が充実
2025年7月25日にオープンして1年が経過したジャングリア沖縄では、2026年に暑さ対策が進んだという。新設された日除けのある大型休憩スペースには大型ファンがあり、ミストが出るようになっていた。ほかにも給水スポットや日傘の無料レンタルなど、沖縄の気候に適した暑さ対策が充実していた。
同行した会社の会長・森田正光さんはスパも楽しんでおり「非常に楽しかった」と話している。結局、午前から夕方まで滞在したという。
「新北風(ミーニシ)」を体感 来週は一時的な寒さのち暑さ戻る
この日のもう一つの狙いは「新北風(ミーニシ)」を感じることで、寒露(10月8日)の1週間前後に吹く北寄りの沖縄特有の季節風だ。この日は雲が多いながらも日差しがあり、大陸から高気圧が張り出していた。名護の観測では最大風速は北北東の風9.3メートル、最高気温は28.7℃、最低気温は23.7℃。那覇の最大風速は北の風9.0メートルで、「新北風(ミーニシ)」が吹いたと考えてよさそうだという。
沖縄気象台によると「新北風(ミーニシ)」の吹く目安は、二十四節気の『寒露』の一週間前後、大陸の高気圧が張り出す、北~北東風、最大風速8メートル以上、最高気温25℃以下、最低気温20℃前後とされる。近年は気温の条件を満たすのが難しいため、気温は参考値として見ているという。
来週は気温の変化が大きくなり、10日(火)頃は寒気の影響で一時的に気温が低くなり、北寄りの風が強く吹く見込み。その後は暖かい空気に覆われるため、12日(木)頃から17日(火)頃にかけては各地の最高気温が28℃くらいまで上がるところもあり、10月下旬頃の気温となりそうだ。沖縄気象台は11月5日(木)に「高温に関する早期天候情報(沖縄地方)」を発表し、11月12日(木)頃からかなりの高温になる見込みとして農作物の管理等に注意を呼び掛けている。
立冬は雲が多め 台風32号発生の見込み
11月7日(土)の立冬は雲が多めの予想で、県内全域で北寄りの風の強い状態が続くため、強風や高波に注意が必要だ。那覇では一時的に黄砂の予想も出ている。11月6日(金)午前0時時点での沖縄本島の合計11ダムの貯水率は97.7%で、平年値との差は+8.3ポイントとなっている。
11月6日(金)午後3時現在、マリアナ諸島に熱帯低気圧があって7日(土)にかけて台風に変わる予想。今後はしばらく西北西へ進み、10日(火)には日本の南で停滞し、11日(水)には進路を東へ変える見通しだ。本日時点では沖縄付近へ進む予想ではないものの、海上ではうねりや高波の影響が出る可能性があるため、船の運航などは最新の情報に注意が必要。台風32号が発生すると、1994年以来、32年ぶりのこととなる。