米軍は29日午後、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。午後5時10分ごろに始まり、MC130特殊作戦機が上空を旋回。約40分間に3回に分け、計17人が降下した。
最初に6人、午後5時43分ごろに5人、その約10分後にはさらに6人が、より高い高度からそれぞれ1人ずつ降下した。いずれも風に大きくあおられ、横方向へ流されながら基地内に着地したとみられる。訓練は午後5時から午後10時まで予定され、夜間に及ぶ。
伊江島補助飛行場の再開後、6回目
パラシュート降下訓練は1996年のSACO最終報告で、伊江島補助飛行場を使用することが日米で合意された。米軍は、同飛行場が使用できない場合など「例外的な場合」に嘉手納基地を使用すると説明している。だが、滑走路補修工事が完了し、昨年12月に運用を再開して以降も、嘉手納基地での訓練は続いている。「例外」とされる訓練は今回で6回目となる。
米空軍第18航空団は本紙の取材に対し、「運用上必要な場合は引き続き嘉手納基地を使用する」と回答した。一方で、例外的使用条項に該当する具体的な基準や、夜間訓練を行う理由については説明しなかった。
三連協が抗議、県内で訓練相次ぐ
三連協は28日、滑走路補修工事完了後も工事期間中と同程度の頻度で嘉手納基地での訓練が続いていることについて、「明確な説明がないことは極めて疑問」と抗議し、訓練の中止を求めた。
今月21日には津堅島沖や辺野古沖でも降下訓練が確認されるなど、県内各地で降下訓練が相次ぐ中、「例外」とされる嘉手納基地での訓練も繰り返されている。