うるま市の弁当店で食中毒、23人が下痢や腹痛 ウエルシュ菌検出
うるま市の弁当店で食中毒 23人が下痢や腹痛

沖縄県は5日、ウエルシュ菌による食中毒が発生したと発表した。うるま市西原の「チャオチャオ弁当」が製造した弁当を食べた41人のうち23人が、下痢や腹痛などの症状を訴えた。中部保健所は同日付で、同店に5日から9日まで5日間の営業停止を命じた。

弁当は関連事業者の会合で配布

県薬務生活衛生課によると、弁当は7月24日に開催した関連事業者の会合で配布された。その後、下痢などの症状を訴える人が相次ぎ、会合の主催者が同28日、保健所に連絡した。その後、保健所が検便を実施した患者11人のうち、9人から「ウエルシュ菌」のエンテロトキシン(毒素)が検出された。現時点で、入院した患者はいない。いずれも症状は回復に向かっているという。

ウエルシュ菌の特徴と対策

ウエルシュ菌は、人や動物の腸管、土壌、水中などに広く生息している。酸素のないところで増殖する。カレーや煮付けなどの煮込み料理で発生事例が多い。潜伏期間は6~18時間。県が管轄する保健所管内では今年に入り、5日までに食中毒が8件、患者は60人確認されている(本件含む速報値)。

県は「加熱調理した食品は、調理後速やかに食べる、室温放置せず速やかに冷却するなどの対策が重要だ」と呼び掛けている。(長嶺晃太朗)