那覇地裁沖縄支部(梶浦義嗣裁判長)は18日、うるま市の社会教育部長を務めていた2025年8月、面識のある20代の女性にわいせつな行為をした後、走行中のタクシー車内で性的暴行を加えたとして、不同意わいせつと不同意性交の罪に問われた沖縄市の被告(53)に、拘禁刑4年(求刑拘禁刑5年)の判決を言い渡した。
裁判長が認定した事実と量刑の理由
被告は不同意わいせつ罪を認める一方、不同意性交罪については無罪を主張していた。梶浦裁判長は判決で「信用できる女性の証言からすれば、不同意性交の罪が成立する」とした。
量刑の理由については「被告は飲酒の影響で自己の性的欲求の赴くまま犯行に及んでおり、動機や経緯に酌量の余地はない」と指摘。「刑事責任は重く、内省が深まっているとも言いがたい」としつつ、被害弁償を準備し、妻が監督を誓約していることなどから酌量減軽したとした。
弁護側は控訴を検討、市教委がコメント
弁護側は控訴について「検討する」とした。被告は現在休職中。
うるま市教育政策課は「判決を重く厳粛に受けとめている。被害に遭われた方や市民に深くおわびする。今後を注視し、判決確定後は厳粛に対処する。全庁を挙げ、再発防止を徹底していく」とコメントした。市教委は係長級以上を対象にしたハラスメント研修を昨年度1回実施しており、本年度は実施を検討中だという。