沖縄県宜野湾市嘉数の集合住宅でアルバイトの女性(23)を殺害したとして、那覇地検が殺人と銃刀法違反の罪で29日に起訴した女性の元交際相手で風俗店従業員の男(25)=宜野湾市=について、沖縄県警は同日、被害者の車両に紛失防止タグを設置し位置情報を無断で取得したとして、ストーカー規制法違反容疑で那覇地検に書類送致した。
ストーカー被害の相談と禁止命令
県警によると、女性は2025年12月に宜野湾署を訪れ男からのストーカー被害を相談した。県警は今年2月24日に男に対し、ストーカー規制法に基づいて付きまといなどの行為をやめさせる「禁止命令」を発令した。
同9月20日に女性の車から位置情報を発信する「紛失防止タグ」が見つかった。宜野湾署が押収し、証拠品として保管していた。
事件前日に情報入手、捜査進める
県警は、事件前日の9月29日に男とタグが関連している情報を入手、男が設置した可能性があるとみてストーカー規制法違反の疑いで捜査を進めていた。
男は10月7日に殺人容疑で逮捕され、取り調べの中で「(タグが)宜野湾署にあることを知っていた」などと供述し、県警は「犯行のきっかけの可能性の一つとみている」としていた。