米空軍嘉手納基地が、中国の電気自動車(EV)大手「比亜迪(BYD)」の車両の乗り入れを禁止していることが26日、分かった。嘉手納を拠点とする第18航空団の広報部長を務めるアリ・ストーマー中佐は取材に「BYDの車両が隊員や任務に対し、軽減不可能で容認できないリスクをもたらすと判断した」と回答した。
判断理由は非公表、情報収集の懸念か
明確な判断理由は明らかにしていない。一方、ロイター通信によると、米側は車載カメラやセンサーが基地内の情報を収集し、外部に漏らす恐れがある事態を懸念しているという。
過去にテスラでも同様の措置
中国軍も2021年、米EV大手「テスラ」の車載カメラを巡るセキュリティー上の懸念を理由に、軍集合住宅への車両乗り入れを禁止した経緯がある。
司令官の規則発布権限に基づく措置
ストーマー中佐は「徹底的な協議プロセスを経た」と強調。米軍基地の司令官は国防総省の規定に基づき、「管轄下の財産や施設の保護に関する規則を発布することが義務付けられ、基地の状況により固有規則の発布・調整もできる」と説明している。