国頭村奥間にある「喫茶あがち森(むい)」で、季節の野菜を使った「彩り野菜のピザセット」(1430円)が観光客や地元民から人気を集めている。アカショウビンの鳴き声が聞こえるという同店は、自然を身近に感じられる空間として親しまれている。
野菜のうまみとチーズの濃厚な味わいが魅力
ベーコンやパプリカ、ナスなどたっぷりの具材がのったピザは、野菜のうまみとチーズの濃厚な味わいがベストマッチの一品。長方形でクリスピーなピザ生地は、耳のサクサク食感が良いアクセントになっている。
セットのスープは季節ごとに変わり、夏の間は「冷製トマトスープ」が付いてくる。店主の平山奈美子さん(56)は「このスープが常連さんに人気で、常連さんが他のお客さんにも勧めてくれる」とほほ笑む。
自家製パンやスパイス料理も提供
その他、自家製パンがセットのグリーンカレー(1780円)やスパイスチキン唐揚げ(500円)、国頭産カラキを使用したカボチャのスパイスタルト(450円)などがある。
同店は、自然が大好きな奈美子さんと夫一昭さん(54)が2021年にオープン。店名の「あがち」はヤンバルクイナの地元での呼び方にちなんで付けた。開放感のあるテラス席からはやんばるの森と海が一望でき、希少な生き物たちが遊びに来ることもあるという。奈美子さんは「この前はケナガネズミがテラスを走ってたの」とうれしそうに話す。
手作りの店内と県内作家の作品も
木のぬくもりを感じられる手作りの店内は実家のような居心地の良さが魅力で、長居をするお客さんが多いという。一昭さんは「最近では延々とカードゲームをやっている外国人観光客がいたし、最長で18時間いた人もいるよ」と笑った。
県内で活動する作家の作品も販売しており、やんばるの生き物や自然をモチーフにしたキーホルダーや絵画、焼き物なども並ぶ。
奈美子さんは「自然を身近に感じながらゆったりとしたひとときを楽しんでほしい」と話した。
営業時間は午前10時~午後5時。ラストオーダーも午後5時。火・水曜定休。