粟国村へのフェリー入港が19日を最後に途絶えている問題で、沖縄総合事務局は30日、那覇港湾・空港整備事務所の港湾業務艇「うりずん」(19トン)で生活物資や医薬品が入った段ボール45箱を沖縄本島から粟国島に搬入した。
午前11時30分過ぎ、うりずんが粟国港に到着すると、待ち受けた村職員約10人が荷物を仕分け、各商店や診療所に届けた。搬入された食料品は卵や野菜、パン、水など。
住民からは「もう少し早く対応できたら」の声
商店で両手いっぱいに買い物した40代女性は「食料が届いてうれしい。子どもの運動会もあるので冷凍などはストックしていたが、もう少し早く対応できたらいいかなと思った」と話した。
物資が到着する粟国港を訪れた70代男性は「物資が届くのはありがたい。だが、こうしたことも想定して対策を立ててほしいと思う」と話した。
フェリー入港停止は2012年以降で最長に
フェリーは定期検査や台風の影響が重なり、次回の入港は早くても11月1日の見込みだ。連続で12日間以上入港できないことになり、村の調べでは少なくとも2012年以降で最長となりそうだ。
住民生活全般に支障が出ていることを受け、能登半島地震でも活用された「命のみなとネットワーク」による災害時支援の制度が県内で初めて使われた。