名護市辺野古沖で今年3月16日に発生した小型船転覆事故で亡くなった同志社国際高校(京都府)2年の武石知華さん=当時17歳=の両親が18日、船が出発した同市辺野古の浜や漁港を訪れ、献花した。事故後、両親が辺野古の浜や漁港を訪れるのは初めて。
海を前に花束とお菓子を供え手を合わせる
同日正午ごろ、辺野古の浜に到着した両親は、知華さんを乗せた船が航行した海を前に、花束と知華さんが好きだったというお菓子やジュースを供えて、手を合わせた。
報道陣の取材に応じた父親は「当時の知華のことを考えると、どんな気持ちで船に乗っていたのか、途中で引き返したいと思わなかったかといろいろと考え、本当につらい気持ちになる。来るのが遅くなってごめんね」と声を震わせた。母親は「海を見たらやっぱり悲しくて。知華ちゃん、大変だったね、つらかったねって。もう大丈夫だよって伝えました」と涙を流した。
船を運航した協議会への思い
船を運航していたヘリ基地反対協議会について、母親は「まだ心情的にはお会いできない。ただ、ごめんなさいという謝罪には意味がないと思っている」と話し、「組織の中で何が問題だったのか、何がいけなかったのかを説明できる態勢が整ってからであれば考えるが、まだその段階にはないと思う」と語った。
漁港で娘の足跡をたどる
献花後、両親は船が出発した辺野古漁港を訪れ、知華さんらが乗船したと思われる地点など、娘の足跡をたどるように港内を回り、花を供えた。