沖縄県議会(島袋大議長)は9日の本会議で、在沖米海兵隊員の男が強盗殺人容疑で逮捕された事件に対し、抗議の意見書と決議を賛成多数(賛成45、反対2)で可決した。
与野党が文案を調整、米軍の組織的責任を明確化へ
与野党が文案を調整し、米軍関係者による凶悪犯罪などに対し、管理責任者の処分など、米軍に組織としての責任の明確化を求めた。
抗議決議・意見書は、米軍人・軍属による事件が繰り返されているとして「米軍の規律保持および教育体制の限界を示しており、組織として機能していないと言わざるを得ない」と指摘。米軍人らによる凶悪犯罪などに対し「管理責任者の処分などを含めて組織としての責任を明示すること」を要求事項に盛り込んでいる。
反対した中立会派の主張
中立の無所属の会(2人)は、在沖米軍トップの更迭要求を明記すべきだったとして反対した。反対討論に立った當間盛夫氏は「県議会が県民の怒りを代弁して日米両政府に抗議することは当然の責務だ」とした上で「今回の決議案は最高責任者の責任を明確にするという点で不十分だと考える。踏み込みが足りない」と述べた。
その他の要求事項
その他、被害者遺族への謝罪と完全な補償、日米地位協定の抜本改定、実効性ある対策と取り組み公表、短期滞在の米兵への規律厳守や教育の徹底などを求めた。