米軍人による事件が起きるたび、沖縄では「綱紀粛正」「再発防止」が繰り返されてきた。今回も米軍は48時間の通常運用停止と規律教育の実施、その後30日間の深夜外出制限などを課す。問題はこうした措置が本当に効果を上げているのか、検証が不十分な点だ。
今回の措置の内容
米軍は今回、事件を受けて48時間の通常運用停止と規律教育を実施し、その後30日間の深夜外出制限を課すとしている。これは過去の事件でも繰り返されてきた対応で、沖縄県内では「また同じ措置か」との声も聞かれる。
効果検証の必要性
平安名純代・米国特約記者は、こうした措置の効果が検証されないまま繰り返されている点を指摘する。再発防止策として定番化しているが、実際に犯罪が減ったのか、運用停止や外出制限がどの程度抑止力になっているのか、明確な評価は示されていない。
沖縄では米軍関係の事件・事故が報じられるたびに、綱紀粛正や再発防止が強調されてきたが、その都度、同様の措置が取られている。問題は、措置そのものではなく、その効果を検証し、次の対策に生かす仕組みが欠けていることにある。
今後の課題
県民の不安を払拭するには、米軍が取った措置の結果を検証し、公表することが求められる。単に「再発防止」を掲げるだけでなく、具体的な効果を示さなければ、信頼回復にはつながらない。