那覇ホテル強盗殺人で知事と那覇市長が米軍トップに抗議、謝罪なく地位協定改定要求
那覇ホテル強盗殺人で知事らが米軍に抗議、謝罪なし

沖縄那覇市のホテルで女性が殺害され、米軍普天間飛行場所属の米海兵隊員の男が強盗殺人容疑で緊急逮捕された事件で、古謝玄太知事と知念覚那覇市長は5日、在沖米軍トップの四軍調整官と在沖米国総領事を県庁に呼び、連名で抗議した。古謝知事らは日米地位協定の見直しを含め、実効性のある抜本的な対策を要求。米側は捜査へ協力する意向を示したが、事件に対して明確な謝罪はなかった。知事は上京して7日にも首相らに抗議する。

知事「激しい怒りを覚える」と批判

面談で古謝知事は「県民の尊い命が失われたことは大変遺憾で、激しい怒りを覚える」と述べ「米軍の綱紀粛正、人権教育等が全く機能していないと言わざるを得ない」と批判した。知念市長は「非常に強い怒りを込めて抗議する」と述べた。

米側は哀悼の意を示すも謝罪なし

抗議に対し、在沖米軍トップで四軍調整官のベンジャミン・ワトソン中将は遺族らに哀悼の意を表し「事件が県民に大きな懸念と不安を与えていると認識している。県民の信頼を維持することに全力を尽くす」と語った。「(隊員に)勤務中も勤務外も、公私にわたって最高水準の行動規範を求めている」と説明した。

アンドリュー・オウ総領事は「米国政府を代表して遺族、県民に心から哀悼の意を表する」と述べた。ワトソン中将は抗議後、報道陣に謝罪がなかった理由を問われ「進行中の捜査についてはコメントしない」と答えた。

県と那覇市は政府にも抗議、知事はXで謝罪要求

県と那覇市は米側に先立ち、紀谷昌彦外務省沖縄担当大使と村井勝沖縄防衛局長にも抗議し、米側と同じく再発防止策と共に、日米地位協定の改定などを求めた。

古謝知事は、抗議文で地位協定の見直しに触れた理由について、抗議後の取材で「米軍人の犯罪の根底には、日米地位協定に守られているという意識がある可能性もある」と説明した。

面談後、古謝知事は「県民は納得できない。罪が明らかになった場合には遺族と県民に謝罪をしてほしい」とX(旧ツイッター)に投稿した。

出典:ryukyushimpo.jp