沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆した事故で亡くなった同志社国際高(京都府)2年の武石知華さん=当時(17)=の遺族と、沖縄県の古謝玄太知事が17日、県庁で初めて面談した。遺族は古謝知事に対して、県内で行われる修学旅行や教育旅行の安全確保などを求めた。
面談後に両親と知事が報道陣の取材に応じる
非公開の面談後、武石さんの両親と古謝知事が報道陣の取材に応じた。
武石さんの父親は、①自然体験や民泊も含めた安全管理の実態を把握し、受け入れ側や学校、旅行会社が共有できるガイドラインを整えること、②子どもたちを受け入れる体験活動の提供主体が、必要な登録や保険、安全管理の体制をそろえていることを確認できる仕組みづくり、③沖縄がこれからも修学旅行先として学校に、生徒に、保護者に安心して選ばれ続けるようにすること―を求めたという。
県民への感謝と知事の決意
県民に対しては、「事故を受けて沖縄に急行した際、悲しみと憤りで混乱していた私たちのところに温かい手を差し出してくれたのは、沖縄の人たちだった」とも述べた。
古謝知事によると、面談については、知事選後の9月17日に古謝氏の事務局側から武石さん側にメールで連絡し、調整を重ねて実現した。古謝知事は「二度とこのような事故を起こさせないという強い思いを持って、修学旅行における安全管理の徹底や、子どもたちが安心して学べる環境づくりを進めていく」と語った。