交際女性を車道に放置しタクシーにひかせ殺害、男が無罪主張 那覇地裁で初公判
交際女性を車道に放置し殺害、男が無罪主張 那覇地裁初公判

宜野湾市大山の国道58号で2024年1月、酒に酔った交際相手の女性=当時(58)=を引きずって車道に放置し、タクシーにひかせて殺害したとして、殺人罪に問われた宜野湾市の建設作業員の男(33)の裁判員裁判初公判が19日、那覇地裁で開かれた。男は「殺意はなかった」などと述べた。

弁護側は無罪を主張

弁護側は、男が女性を車道まで引きずったことは認めた一方、人を殺す危険のある「殺人の実行行為」とは言えず、殺意もなかったと主張。さらに事件当時、刑事責任能力はなかったとして「その点も含めて無罪を主張する」と述べた。

検察側の冒頭陳述

検察側は冒頭陳述で、男と女性は事件前日の夕方から一緒に飲酒しており、女性はアルコールの影響で判断能力が著しく低下し、運動失調状態だったと指摘。男は女性がひかれた後に現場を立ち去ったとし、車道への放置について「死ぬ危険性の高い行為だった」とした。

一方、弁護側は、女性が寝たふりをしていると考えた男が、車道まで行けば寝たふりをやめるだろうと考えて引きずっていったと反論。女性を殺したいと思う動機もないとした。男はアルコール依存症だとし「多量の飲酒で客観的な状況判断ができなくなっていたとみる方が自然」と述べた。

起訴状の内容

起訴状によると、男は24年1月27日午前2時7分ごろ、あおむけになった女性の両手をつかんで道路の第2通行帯付近まで引きずって放置し、走ってきた普通乗用車にひかせて死亡させたとしている。

出典:ryukyushimpo.jp