南風原町出身で国内外で活躍する美術家、照屋勇賢さん(53)は4日未明、米兵らでにぎわう沖縄市のゲート通りに立っていた。米兵の性犯罪を告発し一人で抗議活動を行うチョウ類研究者の宮城秋乃さんに付き添い、夜の街を見回るためだ。その時は知る由もなかったが、同じ時間帯に那覇市で発生した強盗殺人事件の容疑者が逮捕されていた。基地問題も創作のテーマの一つとして取り組む照屋さんは、県民が強いられている不条理を肌で感じた。
夜のゲート通りでの抗議活動
米兵があふれかえる歩道で、宮城さんはスピーカーを手に英語で「米兵は女性を強姦するな」と叫ぶ声を流しながら歩を進めた。だが、通りを行き交う酔客からは、冷笑や容赦のない罵詈雑言が浴びせられた。
「つらい」と感じた瞬間
「つらい」と照屋さんは感じていた。当初は後ろで見守るだけのつもりだった。だが、言葉が通じず緊張感が漂う中で、英語が堪能な照屋さんは、宮城さんの活動の真意を米兵たちに語りかけた。