古謝知事、上京し首相・防衛相・外相に抗議へ 米兵逮捕受け「極めて悪質」
古謝知事、上京し首相・防衛相・外相に抗議へ 米兵逮捕受け

沖縄県の古謝玄太知事は4日、那覇市内のホテルで米海兵隊普天間飛行場所属の上等兵の男(20)が30代女性を殺害し財布を奪ったとして逮捕された事件を受け、記者団の取材に応じ「極めて悪質で非常に憤りを感じている」と述べ、日米両政府に強く抗議する考えを示した。知事は上京し、首相、防衛相、外相に直接抗議する方針を明らかにした。

知事がコメント発表「断じて許せるものではない」

古謝知事は4日午後6時12分、県庁で記者団の質問に答え、「まず、お亡くなりになられた被害者のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に対して心から哀悼の意を表します」と述べた。その上で「今回の事件は殺人事件で、かつ他人の財産を奪うという極めて悪質なものであり、基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に大きな衝撃を与え、新たな不安を招くものであり、断じて許せるものではなく、非常に憤りを感じております」と語った。

知事は「県としては、これまで事件が起こるたびに米軍に対し再発防止を求めているものの、このような事件が再び起きたことは、米軍の綱紀粛正、隊員教育等が全く機能していないと言わざるを得ません」と指摘。米軍に対し捜査への全面的協力、綱紀粛正および再発防止の実施を強く求めた。

米大使や米軍幹部から連絡 捜査協力の申し出

記者から、駐日米大使のグラス氏がX(旧ツイッター)で知事と電話会談したとの情報について問われると、古謝知事は「グラス大使から私に本日午前中に電話をいただきまして、また米軍からはリゾ准将から宮城副知事の方にご連絡をいただいております」と明かした。いずれも「今回の被害者に対する哀悼の意、そしてご家族に対する哀悼の意と、それから今後の捜査に対して全面的な協力をおっしゃっていただいた」という。

知事は「殺人という非常に大きな重大な、強悪な犯罪でございますので、これはもう知事として、5人の子を持つ父親として非常に悲しい」と述べ、事件発生時の率直な受け止めを語った。

抗議先は首相・防衛相・外相 米側へ捜査協力要求

古謝知事は抗議の相手として、首相、防衛相、外相を想定していることを明らかにした。また、日米地位協定に対する認識や、米側との連絡の経緯についても説明。基地負担軽減に関しても強く求めていく考えを示した。

県は5日、米軍、外務省、防衛局を呼び出し抗議する方針。知事は「沖縄県としては、このような悲惨な事件が二度と起きないよう、米軍および日米両政府に対し強く抗議するなど厳正に対処してまいります」と述べた。

出典:www.okinawatimes.co.jp