那覇市国場に住む城間鉄男さん(89)は、沖縄戦で自宅に砲弾が直撃し、母を即死で失った。片足が不自由だった父とは壕の中で生き別れた。城間さんは、樹齢270年を超えるフクギの前で当時を振り返った。
10・10空襲、演習と思い山へ
城間さんは1937年、4人きょうだいの長男として旧真和志村で生まれた。10・10空襲の日は真和志小学校にいた。空を舞う多数の飛行機を「軍の演習」だと思い、友達と山に登ったという。那覇が燃えている光景を見て、戦争が始まったのだと実感した。
砲弾直撃、母が即死
空襲後、父は防衛隊として動員され、母ときょうだいと過ごした。その後、沖縄戦で自宅に砲弾が直撃し、優しかった母は即死した。片足が不自由だった父とは壕の中で生き別れとなった。