車いすマラソンパラ銀メダリスト上与那原寛和さん死去 練習中の追突事故で 55歳
車いすマラソンパラ銀メダリスト上与那原さん死去 55歳

2008年の北京パラリンピック陸上男子マラソン(T52)で県勢初の銀メダルを獲得した上与那原寛和(うえよなばる・ひろかず)さん(55)が、26日午後5時9分に脳ヘルニアの疑いで、沖縄本島中部の病院で亡くなった。

上与那原さんは19日、うるま市与那城の県道10号(海中道路)で練習中に後方から軽自動車に追突される交通事故に遭い、意識不明の状態で病院に搬送されていた。

県勢初の銀メダルから東京大会まで4大会連続出場

上与那原さんは沖縄市出身。28歳の時に交通事故によって頸椎(けいつい)を損傷し、車いすでの生活を余儀なくされた。32歳で車いす陸上の道に進み、08年、37歳の時に出場した北京パラリンピック陸上男子マラソンで県勢初の銀メダルを獲得し、県民栄誉賞が贈られた。

その後、21年の東京大会まで4大会連続でパラリンピックに出場。東京パラリンピック陸上男子車いすT52の400メートルと1500メートルでいずれも銅メダルを獲得し、2度目の県民栄誉賞を授与された。21年10月の授賞式では「周囲の助けがあって今ここにいる。障がい者スポーツの発展に向けて架け橋になりたい」と語っていた。

世界選手権でも銀メダル、普及活動にも尽力

昨年10月に行われたパラ陸上世界選手権でも、男子車いすT52の400メートルと1500メートルで2位となり、二つの銀メダルを獲得した。

精力的に競技を続けながら、車いす陸上の体験講座を開くなど競技の普及にも尽力していた。

出典:ryukyushimpo.jp