13日投開票の県知事選で、辺野古新基地建設反対で結集した「オール沖縄」勢力の県政が交代することになった。政治の転換期に、市民の平和運動に問われていることは何か。「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の共同代表の菱山南帆子さん(37)と、韓国・民族問題研究所対外協力室長の金英丸(キム・ヨンファン)さん(54)が琉球新報の呼びかけでオンライン対談した。
辺野古反対運動を高く評価
韓国・ソウルの植民地歴史博物館で、市民の抵抗の記録に取り組んでいる金さんは、30年続く辺野古新基地建設の反対運動について、「自治体と住民が粘り強くあらがって、基地建設を止めてきた。日本の平和運動の歴史に残る輝かしい運動だ」と評価した。
記録の重要性と冷笑への危機感
菱山さんも「闘いの歴史をきちんと記録していく必要がある」と語った。また、座り込みをしてきた高齢者らを冷笑する雰囲気に危機感を示した。
菱山さんは、2月の衆院選後、国会の状況に危機感を持つ市民が集まるペンライトデモを各地で広げている。今後、中国嫌悪の感情に流されずに平和運動を展開していけるよう、市民レベルの歴史認識を固めていく必要性を説いた。金さんも「東アジアの市民同士の連帯が大切」と語った。