宮平貴子氏、AIに頼らず人の才能で勝負 映像サービスやポッドキャスト開始
宮平貴子氏、AIに頼らず人の才能で勝負 映像サービス開始

設立15年を迎えたククルビジョンは、事業再生の真っただ中にある。代表の宮平貴子氏は、膨大な時間と資金を要する映画の企画・製作をいったん休止し、「私一人で無理なく実行できること」を軸に事業を再構築している。

新たな映像サービスと講座を展開

好評を得ている似顔絵イラストや、マンツーマンの長編映画シナリオ講座に加え、映画制作で培ったスキルを凝縮した「宮平貴子の“ごまんえつ”映像サービス」を開始する。ヒアリングからスマホでの撮影・編集までを一人で行い、約2週間で納品する簡易なインタビュー映像制作サービスだ。昨今の映像の速さになじめない経営者や個人に向け、丁寧に形にするという。

「現場」への思いが原点

この事業の種となったのは、半年ほど自社事業を離れ複数の職場で働いた経験だ。さまざまな業務を経験し、「現場」が好きだと再確信した。25年前に映画の仕事を目指したきっかけも「現場」にほれ込んだからだった。映画制作で培ったスキルを数年に一度ではなく、日頃から沖縄の人の笑顔のために生かしたいと考えている。

AIに頼らない理由

これらの事業はAIでも代替可能なものばかりだが、宮平氏は「AIじゃなく宮平さんにお願いしてよかった」という企業からの声に心強さを感じたという。音声番組で生成AIと気づくことが増え、最終確認の手間まで省かれたことに寂しさを覚える一方、人の才能にお金を払いたいと願う人が確実に存在することを実感した。

ポッドキャストでファンづくり

新たな挑戦として、ファンづくりのためポッドキャスト番組「シネマ72」を開始した。架空のビルの支配人として、現在は『ヤンバルクイナのチム』の進行などを配信している。こちらも生成AIに頼らず、滑舌の悪い声で届けているという。テクノロジーを活用しつつも、愛ある手触りを諦めない事業再生の経緯は次回に続く。

出典:www.okinawatimes.co.jp