那覇市松川にあった「ノボテル沖縄那覇」が7月末で閉館した。新ホテル名が書かれた看板が、ビルの屋上にクレーン車でつり上げられる作業を見守る中、当時の総支配人が「なんだか、少しさみしいね」とぽつりとつぶやいた。同ホテルのブランド入れ替え作業に密着取材した記者が、好調な沖縄観光の現状に一石を投じる。
ホテルブランド入れ替えの現場から
記者は同ホテルのブランド入れ替え作業に密着取材を行った。新ホテル名を記した看板がクレーン車で屋上に掲げられる様子を、当時の総支配人が静かに見守っていた。その姿に、長年親しまれたホテルの変わり目への複雑な思いがにじむ。
観光好調の裏にある課題
沖縄観光は好調を維持しているが、その数字は施策によって支えられた目標値ではないかとの指摘がある。観光振興策に依存した現状では、持続可能な成長につながらない可能性もはらんでいる。
ホテルのブランド入れ替えは、観光需要の変化や競争激化を映す象徴的な出来事と言える。今後の観光施策のあり方が問われている。