劇作家・脚本家の兼島拓也さんのエッセー連載「つくられた島、埋められた島」第5回が10月8日に公開された。今回取り上げるのは南城市・奥武島。島に入れば多くの猫たちが、歓迎ムードを漂わせることはないが一瞥だけはしてくれるという。
島の取材の苦労と着想の訪れ
「島」の取材は大変だ。時間とガソリンを著しく消費する(あとお金も)。この連載で島をテーマとするのは自ら決めたことではあるが、その苦難をきっと読者は想像しない。誰か私を労(ねぎら)ってください、と兼島さんは語る。
主題を決めてリサーチをはじめればもう少し効率的になるのかもしれないが、私の場合はどうもそれがうまくいかず、ただ滞在し、その場を去ってしばらくしてからようやく書けそうなことを思いつく。ただし、その着想が締め切り前にやってきてくれるとは限らない。
締め切り前の祈りと奥武島の猫たち
締め切りの日、出張先へと向かう機内で、「どうか降りてきてくれ」と目をつぶって祈り、そのまま就寝するという。
今回の舞台となる奥武島の様子について、兼島さんは「島に入ればたくさんの猫たちが、歓迎ムードを漂わせることはないが一瞥だけはしてくれる」と表現している。続きは購読者限定で読むことができる。